TOEICや受験英語の良い点と悪い点
日本人が英語を勉強する理由は1,受験科目に英語があるから。2,TOEICなどで、社内教育の必要性からだと思います。では、実際に習った受験英語やTOEICはアメリカや世界で通用するのでしょうか?今日はそのメリット(良い点)、デメリット(悪い点)を考えてみます。
メリット
1.受験やTOEICの英語は正しく丁寧なものです。単語や文法も正しく、英語の基礎が身につく。
2,読む力の向上。読む事に重点をおいた、受験の英語は、読む事により知識を身につける良い訓練になる。
3.リスニングの向上。TOEICのリスニング試験により、基本的なリスニング力が身につく。
デメリット
1.よく指摘されるように、受験の英語ではあまり使われない文法や熟語も教えられている。逆によく使われるスラング、プレーズなどは教えられていない。
2.読む事重視は、逆に会話軽視、日本人の話す英語はわからないと言われる理由になっている。人間の舌も、やはり年を重ねると、正しい発音の取得が困難になる。
3.TOEIC900点を超えても、アメリカで実際の会話や映画を100%理解するのは無理です。受験やTOEICには出ててこないスラングやプレーズが多用されるからです。また、リエゾンと呼ばれる、単語と単語をつないて話す日常会話は、TOEICのわかりやすいリスニングより難易度が高いためです。
メリットもデメリットもありますが、受験やTOEICで基礎が身につき、アメリカや他の英語圏の国に在住になっても、比較的早く本場も英語になれる事ができます。今後は、会話を重視、正しい発音を子供の頃から身につける必要があります。